ペットボトル(PETボトル)

高い減容効果で、処理コストを大幅カット


粉砕されたペットボトル

PETボトルは細かく粉砕されたあと、いったん再生原料となり、繊維、シート、成形品などの原料として使用されます。再生フレークはPETボトルを10-12mm角に粉砕し、洗浄して乾かしたものです。再生ペレットは、再生フレークを一度溶かして小さな粒状にしたものです。

このように、PETボトルは適正なリサイクル工程を経れば、プラスチック原料として新たな商品の原料となります。物から物へリサイクルされることから、マテリアルリサイクルと呼ばれます。

現在、家庭から排出されるPETボトルは自治体の回収を経てほぼ100%リサイクルできる体制が整っていますが、事業系PETボトルには課題があります。事業系PETボトルとは、自動販売機、オフィス、スーパー・コンビニ、鉄道会社などから排出されるPETボトルです。これらは事業者自らの責任でリサイクルを行う必要があります。

多くの場合、事業系PETボトルは、費用をかけて事業系廃棄物として処理されています。この際、ペットボトルを減容することができれば、処理コストの削減が可能です。



類型 業種等 業種の主な例
自動販売機回収型 飲料販売事業者 飲料ボトラー、飲料自動販売機オペレーション事業者等
自社排出型 事業者 向上、オフィス等全ての事業者
拠点回収型 チェーンストア スーパーマーケット、コンビニエンスストア、生活協同組合等
利用者持込型 交通機関 鉄道(駅含む)、空港、高速サービスエリア、バス、フェリー等の海運業
レジャー施設 スポーツ観戦施設、映画館、遊園地等のレジャー施設



破砕することで1/10以下に減容

また、各事業者がPETボトルを有価物と位置づけることでリサイクル事業者に売却することが可能です。

当社のPETボトル粉砕機は、各事業者が店舗や企業に設置し、減容して処理コストを削減したり、粉砕したPETボトルを売却することを目的としています。そのため小型で、静音設計を実現しています。

PETボトルにはいくつかのタイプがありますが、すべて粉砕可能です。



非炭酸系内容物 炭酸系内容物
耐熱用 無菌充填用 耐圧用 耐熱圧用
口部:白色 底部:凹型 口部:透明 底部:凹型 口部:透明 底部:ペタロイド(花弁)型 口部:白色 底部:ペタロイド(花弁)型
ボトルに耐熱性が要求されるとともに、冷却後の負圧にも耐えられるように設計されています 殺菌したボトルに、殺菌済の飲料を充填します。 炭酸飲料の内圧が発生するため、耐圧性が要求されます。 耐圧性と耐熱性が求められるボトルです。飲料を充填後、熱水で熱殺菌を行います。


PETボトルの粉砕機・破砕機


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