生活騒音内60~65db静音設計で環境問題に対応した粉砕機・破砕機

当社の粉砕機・破砕機は静音設計をコンセプトとしています。中間処理業者であれば、民家から離れた場所に大規模な設備を設置して粉砕・破砕が可能ですが、リサイクル率向上の観点からは、できるだけ排出事業者が粉砕・破砕を行うことが望ましいと考えております。


例えば自動販売機の設置業者、スーパーや小売店、企業などで、小型ペットボトル粉砕機を設置いただくことで、ペットボトルが排出される場所で粉砕を行うことができます。当社の小型ペットボトル粉砕機であれば、14分の1程度に減容できますので、処理コストが安価になります。また、有価物として販売することも可能です。


巻き込み刃

しかし、排出事業者が自分たちでペットボトルの粉砕を考えても、中間処理業者向けに作られている粉砕機・破砕機では音が大きくとても設置できるものではありません。それらは、大型の設備で、民家から離れて騒音が問題にならない場所で使用されることが前提に設計されています。1軸の粉砕機の音がどの程度大きいかといいますと、電車の陸橋の下で頭上を電車が通過するとき。それくらいの騒音になります。


それに対し、当社の小型ペットボトル粉砕機は、粉砕時の音量は、60~65db。それはどれくらいかと言いますと、幹線道路と同レベルです。つまり、生活騒音の範囲内を実現しています。

静かな粉砕機・破砕機が製造できる理由

2軸機構を採用

粉砕機・破砕機には、1軸機構と2軸機構があります。1軸機構の場合、力の強いモーターを採用し、対象物を力任せに破砕します。軸が一つで、一度で全てを細かく破砕できませんので、破砕後、再び刃物へ投入される構造になっています。

2軸機構の場合、両軸にある刃物の中を対象物が一度通過すれば破砕が完了します。どの程度まで破砕片を小さくするかは、刃物の作りや設計によって異なります。なるべく小さく粉砕できた方が処理コストが下がり、メリットがあります。しかし細ければ良いというものでもなく、その後のリサイクル工程のことを考えますと、10-12mm角程度が望まれます。この破砕片は有価物として売却されるか、リサイクル処理施設で洗浄され再生フレークに、さらに小さな粒状である再生ペレットへとリサイクルされます。



刃物の応力を利用した機構設計

1軸機構のように力任せではなく、刃物の応力を利用して、小さな力でもパワフルに破砕します。そのため、モーターを小さくでき、静かで小型な破砕機・粉砕機となっています。詳しくはこちらをご覧ください。



騒音の目安

参考までに、環境省が発表している騒音の目安「都心・近郊用」は下記の通りとなっています。


騒音の目安